フランス共和国の幼児教育
フランスというと、花の都パリというイメージを持ったり、おしゃれなファッションや美食大国という印象を持つ方も少なくないかもしれません。しかしその国で、どのような教育制度がとられているのかと言われると、全くイメージが出来ないという事もあるでしょう。
フランスではまず幼稚園の事を、「幼児学校」というような名前で呼んでおり、そこで行われている事も、ただお遊戯をしたり歌を歌ったりする日本の幼稚園とはかけ離れています。年中クラス辺りからアルファベットを学んだり、美術館を見学に行ったりする事もあるなど、既に学ぶという言葉がふさわしいアクティビティーも少なくありません。そして、小さな頃から哲学的な授業を行う先生も多く、常に自分の考えを持っていること、人に自分の気持ちなどをアピールする事など、大人になってからも役立つような様々な事を学んでいきます。とにかく手を挙げて自分の意見をみんなに言う事、この姿勢が自然に身についていきます。